Kyoko Kimonoについて
Kyoko Kimonoコンセプト
世の中は流行りに左右される商品で溢れている。私が今から何かを作るとしたらそれを作る確かな意味とスタイルがなくてはならない。
これがKyoko Kimonoの原点です。
海外移住することで着物文化の素晴らしさを再発見し、着物の美しさを扱ったものを作りたいと考えた時、それにどのような意味を持たせるのか。始めはとても難しく感じてしまいました。しかしオランダで身についたエコロジカルでサステイナブルな生活や考え方から自然に作るものが浮かんできたのです。すでにある素材を活かして無駄や過剰でない地球に優しいモノを作ろうと。
それが形になったのがヴィンテージ着物と帯をアップサイクルするKyoko Kimonoのスタイルでした。着物は丁寧にほどき、八掛も利用して現代で使われるものに作り変える。着るにはシミがありすぎる着物でも、綺麗な部分を使うことで新しい物に生まれ変わる。小さな生地も捨てることなく使い切る。帯は色から発想するイメージの形を他の素材とも組み合わせて自由な使い方のアクセサリーにする。全てを新たな価値を持った「唯一のモノ」に甦らせていくのです。
このスタイルはパッケージにも影響しています。オランダと日本はデ、リーフデ号以来関係がありますが、オランダ船が日本にやって来るときに見たであろう波を想像し、なだらかで力強いラインにしてみました。このデザインのパッケージはシルクスクリーンで手刷りしています。手刷りすることで余計な電力を使わずにすみます。紙は再生紙を使用し、製造の過程で無駄が出ない形や大きさを起用しています。インクには環境に優しいボタニカルインクを使用しています。ボタニカルインクとは、植物由来成分でできたインクであり、黒色には墨液をチョイスして自分で配合しました。
Kyoko Kimonoの美とコンセプトをいろんな方と共有できたら幸いです。