New display card and sleeve

Kyoko Kimonoのパッケージデザインはここ数年で大きく変わりました。

 

まず、そもそもパッケージ自体なかったのです。ヘッドバンドはただテーブルの上に展示されていました。

オランダアルメールのフロリアーデのMono Japanストアに参加した際、ヘッドバンドを巻くロゴ入りカードをデザインしました。 環境に優しい企業として、紙には再生クラフト紙を選びました。 デザインも紙をカットせず無駄が出ないようにしました。 厚紙にプリントするのではなく、印刷をしたA4用紙を折って貼り付け、丈夫なディスプレイカードのような厚紙を手作りしました。

 

しばらくはこのデザインで良かったのですが、Kyoko Kimonoのブランドをより正確にデザインで表現するには、まだ変更が必要であることはわかっていました。 デザイナーを探し回ったところ、オランダ在住の日本人の友人、エミさん(Studio EMIT)がブランディングなどを手伝ってくれることになりました。 ミーティングでは、どのように製品をより芸術的に見せるか、世界にポジティブインパクトを与えるためにどこまでできるか、予算内ですべての変更できるか、ということに重点を置きました。 ミーティングを重ねたあと、私たちが決めたのは次のとおりです。

 ・ ヘッドバンド ディスプレイカードにはA4の半分のサイズを選択します。 これはヘッドバンドにちょうど良いサイズで、切り無駄がありません。

・カードにはシルクスクリーンプリントを手作業し、制作時に電気を使わず使用エネルギーは最小に抑えます。

 ・ボタニカルインクには多量な化学薬品が含まれていないため、通常のシルクスクリーンインクの代わりに自分で作ったボタニカルインクを使用します。

オランダ在住の友人ちかさん(Atelier Chika Ito)はボタニカルインクのスペシャリストだったので、ちかさんにはレシピを教えてもらったりアドバイスをしていただきました。 ちかさんのヘルプのおかげで大学時代に習ったシルクスクリーン印刷を思い出し、後半はスムーズに作業することができました。第一版はAGA Lab で、テクニシャンからサポートを受けながら作業しました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!

 

環境に優しく持続可能な製品を選ぶことは安くはありません。その上通常の商品よりも手間と時間がかかることもあります。 そんな中、持続可能な製品を作る意味があると感じ、代価を払っても続けるべきことだと思えることに喜びを感じています。